1995年に発災の阪神大震災から1月17日で30年になりました。

 被災地などに「希望りんご」と名付けたリンゴの木を植える活動を続けているボランティア団体「この町・花の街・作戦」。「りんご」は敗戦後の日本人を励ました「リンゴの唄」や、16世紀の宗教改革者のマルティン・ルターの「たとえ明日世界が滅亡しようとも、今日私はリンゴの木を植える」の言葉に因んで名づけられたといいます。

2013.8.22 希望のりんご収穫祭にて

実は、このボランティア団体は、元会員の田村治典さんが当クラブ在籍時代に会員仲間と結成し1997年3月から植樹を開始、その後も苗木を購入しては各地へ出かけておられたボランティア同好会を、まさにライフワークとして継承されているものです。加えて、当クラブ創立30周年記念事業のひとつとして「希望のりんご」植樹基金贈呈をした関係もあり、「1・17」を前に、14日、震災の記憶や教訓を引き継ぐため尼崎たんぽぽ保育園で園児たちと共に1本の木を植えるセレモニーに是非にと招待を受けました。2005年、児童殺傷事件が起きた大阪教育大付属池田小学校の植樹時にもご一緒された平山会員がクラブを代表してご出席くださいました。

2015.3.11撮影

2017.3.11撮影

 当日の様子は、関西エリアの新聞やニュースでも紹介され、ラグビー元日本代表FBで神戸製鋼(現リーグワン神戸)主将を務めた細川隆弘さんらもボランティアとして参加されていたようです。
 善意の輪が拡がり、命の大切さが語り継がれますように。