国際奉仕委員長 中島 賢一

 今年度国際奉仕委員長を拝命するにあたり、細川会長にもご相談のうえ、当クラブの先輩ロータリアンである相原会員が長く活動しておられる北タイ・チェンライの少数民族「アカ族」のための識字率向上を目指す「アカ族子供就学支援基金」の活動に参加、国際奉仕について学ぶ機会を得ることになりました。

 同基金の創始者は、当クラブでも卓話をしてくださったタイ・チェンライRC元会長である原田義之さん。原田さんは会社を定年退職後、国際ロータリーの活動を機に2009年からタイ北部チェンライ県の高校で日本語を教えてこられました。その後、アカ族の支援にも携わることとなり、紹介を受けたのが、山間部に暮らす子どもが学校に通うための民間の寄宿施設「センスック寮」だったそうですが、公的補助を受けられないこの施設はたちまち資金難に直面し、水や衛生環境の不十分の中で過ごしていた子供たちの姿と戦後の日本で見た子供たちの姿が重なったことが支援のきっかけとおっしゃっていました。
 今回の訪問の目的は、去る9月アカ族が受けた水害が余りにも甚大であったことから現場へ直接物資を持ち込むこと、水害により必要となったアカ族子供達の学びの場である「センスック寮」の改修工事に向けた起工式への出席でした。
 アカ族の子供達から火の祭りで歓迎してもらうと、現地でのリアルな温度感、ダイレクトな反応のすべてが、衝撃的で感動の大きい経験でした。
また、訪問したダムロンラートソンクロー高校。
ダムロンラートソンクロー高校では、17th 「JAPAN DAY」。うちわ作り、習字、生け花、おにぎり作りといった日本文化の交流会にも参加しました。
 数名の学生とはバスケットも楽しみましたが、スポーツは国境を超えることにあらためて感動しました。皆で参加のビンゴ大会は大盛り上がりでした。

原田先生、相原さん、ご参加のロータリアンの皆様には長年の活動に心から敬意を表します。ご一緒させて頂き光栄でした。有難う御座いました。